2011.03.23 ぽっぽとぱらりこ <<08:49
こんにちは、かしこです(>ω<)
無事、ジュリ介がアップしまして、今はネームをきっております。
特殊演出が使えないので、いかにしてアイデアを盛り込むか検討中。
明日には上がってくれると期待しております。
■遅ればせながら・・■
山口舞子先生著「ふたりぽっぽ」1巻、読みました。
「もうすこしがんばりましょう」や「カギっこ」「ひなちゃんが王子」と同じく、独自のまたーりワールドが展開されております。
メインである2人は、幼馴染でお隣同士、黒ぽっぽ白ぽっぽと呼ばれています。
黒ぽっぽ「黒坂こばと」は、明朗快活・・・気味な性格(この微妙な設定が絶妙)。
現在は白ぽから多少距離を置きたいと思っています。とはいっても嫌っているわけではなく、子供同士のべったりした付き合いから一歩成長した付き合いにしたいと思っている様子・・。
・・ですが、彼女にはある欠点?が・・・。
白ぽっぽ「白井くるり」はぽやぽやしたのんびり?少女。しかし成績優秀、案外器用。そしてお約束の運動音痴。
彼女は黒ぽと違い、より親密な関係になることを望んでいる様子。あの手この手で黒ぽの興味をひこうとします。
・・が、残念ながらその感覚は盛大にずれており、逆効果になることがほとんど・・・結果はおして知るべしです。
しかしその溢れんばかりの行動力は次第にまわりの人たちに影響を与え始め・・?
以上2人のヒロインに、もう一人、サブヒロインがいます。
このキャラクター、桃ちゃん(もーちゃん)が曲者。
性格はドライで毒舌家、時折電波を受信(?)される困った御大。
頻繁に出てくる・・といいますか、ほぼツッコミ担当であるにもかかわらず、1巻を見る限り、各話扉絵には一切登場せず・・・・そのくせオマケ漫画では主役をはり、巻頭にあるキャラクター紹介でもしっかり目立つ位置に居ます。
不思議ちゃんか?といわれると、ノー。ただ、普通人か、と問われると、これもノー。
主要人物かと聞かれるとノー。メインキャラか、といわれるとノー。
読んでいて、そのぽぽコンビのべったりぶりと比べ、そこに存在する分厚い壁には驚かされます。完全に状況を観察するタイプで、読者の脳内の中央カテゴリにも片足すらつっこみません。
でも明らかに話題の中心近くにいるんですよ、このひと。
読んでいて気になって気になってかなわなかったです。
このピリリと鼻に残るスパイスはクセになる・・・かも?
他にもお母さんたちがいたりしますが、基本的に登場人物は少なく、視点が散漫になることはありません。
ちょっと濁りつつほのぼのと展開していく漫画、お疲れの方にはオススメできると思います♪
追記。
最後になりますが、山口先生は、ぽやーっとしたましゅまろ的一種独自独特の世界観をおつくりになられる方ですので、多少人を選ぶ傾向があります。
今回が先生の作品がはじめて、と仰る方は、前作「もうすこしがんばりましょう」などで、一度お試しになられることをおすすめ致します。
■そして没カット■
今回は前回のメリッサGIFのラストきめポーズ候補没案を。
制作前いくつかラフをサラサラして検討していましたのにペンをいれたものです。
イラストチョイスとしては、結果的に一番見栄えがしたものを採用したのですが・・・改めて見直しますと、やはりめりっさなら、パラリコで決めたかったかもしれません。
追記。
今回描こうとして気づいたのですが、設定画のメリッサさんが美人過ぎて倒れました。
いや決定版もいいのですが、あのイメージなら、さらに人気が出たかもと・・。